なぜ?村上はアンガーマネジメント研修や方眼ノートを取り入れるのか?
最近MIPより、アンガーマネジメントや方眼ノートに力を入れているように見られがちですが、そんな事はありません。
今まで以上にMIP-DMP訓練は時代にの変化に合わせて、実践的なものに仕上がってきています。
関係ないようなこの3つのプログラムは、実はとても相性のいい内容です。
私は、この3つのプログラムを活用することで、研修効果を高め、
企業の業績向上になるよう相乗効果を狙って取り組んでます。
よりMIPーDMP訓練を時代に適合させ、効果的にするためにどうすればいいか
模索している中でたどり着いた組み合わせです。
MIP-DMP訓練は一言では説明しにくいのが難点ですが
アンガーマネジメントや方眼ノートは、
「こういうものですよ」ということがブログやFBで説明しやすくわかり易いので、
結果的に力を入れているように見えているだけです。
MIP-DMP訓練とアンガーマネジメントは実は同じことを言っています。
MIPでは、「私が変われば我社が変わる」ことを目的にしています。
つまり自己革新、自己成長を企業の発展、繁栄につなげようとするものです。
アンガーマネジメントも、私の「怒りに対する考え方、行動を変える」ことで、
人間関係や仕事などのパフォーマンスを上げることを目的にしています。
どちらも、ものの見方、考え方を変えることで
「私が変わる」ことを主としています。
アンガーマネジメントは、誰しもが持っている「怒り」にフォーカスして自分を成長させる手法、テクニックが学べます。
MIP-DMP訓練は原理、原則、法則にのっとって行動革新をするものです。
大所高所から見る視点と、怒という局所から見る視点の違い、アプローチの違いはありますが、
どちらも「自分を変える」ためのトレーニングとしては同じです。
特にアンガーマネジメントは企業防衛の観点からも導入すべきだと考えています。
現代社会はストレス社会です。
その背景にあるのは、グローバル社会を基本とした価値観の多様化です。
特に経営者やリーダークラスは、多様な価値観の持っている社員をまとめなければなりません。
そして、今まで通用していた部下指導が通用しなくなり、怒り方を間違えると
ハラスメント問題になっていまします。
この問題を起こさない予防のためにもアンガーマネジメントは有効だと考えられます。
ものの見方、考え方の整理に有効なのが方眼ノートメソッドです。
MIP-DMP訓練をより効果的にするためには、学んだことを再現できなければなりません。
また、学んだことを会社に帰って、社内で広げてもらわなければ組織変革につながりません。
私としては、実は、ここの悩みが大きかったわけです。
どうすれば訓練の効果を持続させることができるか・・・・
そこで出会ったのが方眼ノートです。
「頭がいい人はなぜ方眼ノートを使うのか?」の高橋先生の方眼ノートトレーナーの講座を受け
訓練の成果がビジネスにつながらないのは、
個人の能力の問題ではなく、
ノートの取り方、作り方に問題があることがわかりました。
勉強ができない、仕事の成果が上がらない
研修、訓練効果が出ない原因はノートであることに気づかされたわけです。
実際のところ、私自身もノートの取り方などは、学んだことはありませんでした。
そこで、ノートの取り方から変えなければならないと思い
方眼ノートをMIP-DMP訓練に取り入れました。
学んだことの記憶を定着させるには、人に話すこと
人に教えることです。
学んだことは、その日のうちに整理し、翌日は全員にプレゼンを行うように変えました。
「学ぶ、整理する、伝える」
この繰り返しを行うことで、学んだことを実際に会社にかえり
具体的にどう行動するまでを発表させます。
アンガーマネジメントと方眼ノートの相乗効果
アンガーマネジメントの基本テクニックに「アンガーログ」というのがあります。
これは、「怒り」を感じたら記録するというものです。
内容は、「いつ、どこで、どんなことで怒ったか」を記録していきます。
記録していくことで、自分の怒りの傾向や癖がわかります。
そこで方眼ノートとの相性の良さが出てきます。
方眼ノートは「空、雨、傘」黄金の3分割で書くことが基本です。
空(事実)=空が曇ってきた
雨(解釈)=雨が降るかもしれない
傘(行動)=傘をもって家をでる
実は私たちが怒っていることは、個人の思い込みに関することが多くあります。
日常生活において、事実と思い込みを混同してしまいがちです。
私たちが怒るという行動をするときは、
「事実(出来事)」に対して「解釈(意味づけ)」をして「行動(怒る」という選択をしています。
アンガーマネジメントは、事実と思い込みを分けて考える事をトレーニングします。
この事実と思い込みを分けるトレーニングに方眼ノートのやり方が私にはピタッとはまりました。
紙に書くことは、問題を客観視でき、自己分析できる効果的な方法です。
3つのプログラムはそれぞれでも効果的はありますが、
この3つのプログラムの相乗効果によって、人材育成を効果的に行うことが可能になっています。