企業訪問をしたり、研修中によく質問をされるのが部下のやる気を引き出す方法です。
・もっと積極的になってほしい
・向上心を持ってやってほしい
と思われる経営者や上司もおおいですね。
そして多くの人が、「どうすればやる気になってもらえるのか?」と思い悩んでいる人も多いと思います。
そこで出てくる解決策が「ほめる」です。
確かに人は、ほめられたらうれしいですが、実はそうとも限りません。
ほめてもやる気が出ないパターンが2つあります。これはほめる側に問題があります
1.ほめれば誰でもうれしくなるという思い込み(結果だけをほめる)
2.やる気が出れば解決するという思い込み(本気でほめない)
3.感謝がない
があります。
ではなぜ、ほめてもうまくいかないのか?
ほめる立場の人は、ほめる人を理解しておかなければなりません。
例えば、こういう人には、いきなりほめても効果は期待できません。
・自己肯定感が低い人です。(自分を認めることができない)
・ほめられ慣れていない(今までほめられたことがない)
・ほめられるポイントが違う
自己肯定感が低い人は、自分はできるという自信がないからです。言い換えるとプライドが高くもっと高いところに目標を置ている場合もあります。
まずは、できているところを認めるところからがスタートです。ほめるときは、本気でほめなければ、相手には響きません。
簡単にできるを積み重ねていき、そのできたことを認めて、ほめていくプロセスが必要です。そしてほめるときは結果だけでなく必ずプロセスも見ておく必要があります。
まずは仕事のプロセスを見直し、できるを積み重ねて自信をつけさせる。できたことを認めてほめる。
結果だけでほめるのではなく、その人を見て、プロセスを見ることが大切です。
ほめるときは、常に
いつも見ているよという気持ち、その存在を認め、できたことをほめ、最後に感謝することがやる気にさせるポイントです。
そして徐々にレベルを上げていくと、やる気に頼らず仕事ができるビジネスパーソンに変身しているでしょう。