ある企業を訪問して社長とお話をしていたときのことです。
私が来るのでテキストとノートを引き出しから引っ張り出してきたそうです。
その時のこう言われました。
「このノートの取り出したとき、このノートが熱いんです。すごいエネルギーを感じたんです。高野山での出来事が一気に蘇ってきました。」
過去にはこんなことも言われたことがあります。
「悩んだときにこのノートを見ていると、ヒントが見つかるんです。だからたまにパラパラめくっているんです」
なぜノートが熱くてエネルギーを発しているか私にはなんとなく解ります。
MIP−DMP訓練中は、風呂と寝るとき以外の時間は、ほとんどノートと一緒に過ごします。
とくに経営者は、会社を良くしたい、社員を幸せにしたい、お客様にもっと喜んでもらいたい、そんな悩みを抱えてさんかしますから、真剣です。
何かできること、ヒントになるところを必死でもがいていますから、そのエネルギーがノートには蓄積されていると思います。ともに苦しみ、もがいた同志でもあります。だから見た瞬間にエネルギーを感じるのは当然だとも思います。
私も以前部屋を掃除していたときに、昔勉強したときのノートが出てきたことがありました。その時も同じように一生懸命勉強したときの記憶が蘇ってきました。
最近はノートを書くことも少なくなりPCやWEB上にデータを保存しています。
ノートは情報とともに思い出や記憶も記録してくれますが、PCではそうもいまないようです。
デジタル時代だからこそノートが熱く感じるのかもしれません