このところ、某自動車会社の話題がつきませんね。
あれやこれやよく調べているものです。
いろいろな意見があると思いますがそれは、それは結果が出てから感想は述べたいと思います。
今日、お昼ご飯を食べながらある番組を見ていた時に「経営者としては優れていたが、人間として・・・」という言葉が出てきました。
その中で、ふとこのワードが気になったので少し考えてみたいと思います。
私はそこに違和感を感じています。
それは「経営者は人間ではないのか?」と思うわけです。
経営とは人の道
私たちは「経営とは」このようにとらえています。
経営=経+営となります。
まず、経から考えてみましょう。
経には「たていと」の意味と「すじみち」、「道理」という意味があります。
何のすじみちかといえば「人間として」となります。
なぜかと言えば、仏教のお経を考えてみるとわかります。
お経んに何が書いているかといえば、人間の生き方が書かれています。
そして次に営は、とりで、いとむ、おこなうなどの意味があります。
言い換えると、実践であるともいえます。
つまり、経営とは人の道を実践すること。
経営者とは人の道を実践する人と私たちは解釈しています。
経営者=人間なので、経営にその人の人間性が現れます。多くの企業様とお付き合いをさせていただきますが、経営者のカラー、思想、人間性が現れます。
いい会社作りは人づくり
私たちは「いい会社」を創りをするように提案をします。
私たちが考える「いい会社」の定義は
- この会社で働けて良かったと思える。この会社で働きたいと思える。
- 仕事に誇りを持てる。
- 人が人を呼んでくる会社(家族、友人など)
- 社会に必要とされる
- もちろん利益も出ている
そして「いい会社」の中心は人です。人に集まると私は考えます
ですから、人が集まるいい会社にするためには、
経営者以下、そこで働く社員は自らの人間性、人格を磨くことが大切になります。
しかし今の学校、会社を見てどうでしょう?
ビジネスに関連する知識以外で社員の人間性を高める教育訓練をしている企業がどれほどあるでしょう?
皆さんの会社は社員の人格を磨く、人間性を高める教育をしていますか?
もし、していないなら、人格を高める、人間性を磨く教育投資をすることをお勧めします。
あの渋沢栄一も「論語と算盤」というのほんの中で同じことを訴えています。
ですから、経営者となるものは、社会に役立ち、利益を上げることと同時に、自分磨き、人間を磨く努力が必要です。
儲かるからも大事ですが、あの経営者のようになりたいと人間的に尊敬される、憧れとなる経営者になることが大切だと私は考えます。