前回の覚悟の話の続きです。
企業経営には、経営者の覚悟がいります。何故なら企業は滅亡する(倒産する)リスクがあるということです。
これに関して、経営者のみなさん理屈ではわかっいます。
そんなの当たり前じゃないかと言われます。
これ、本当に自分事で考えているひといますか?
MIP-DMP訓練経営者コースではこれに関する問題をだして考えていただくのですが、ほとんどの人が他人事の答えを出してきます。
では覚悟しているなら、あなたは何に取り組んでいますか?
人は風を引くと病院に行きますよね。
なぜでしょうか?
それは苦痛を体を通して感じるからです。
では企業に置き換えるとどうでしょう。
少し経営が悪くたって直接痛みを感じないので、対処しません。
景気が悪いとか、政治が悪いとか、社員が悪いとかいって対処していない企業も多いと思います。
本当ギリギリ、資金繰りがやばくなってきたときに初めてこの危機感を感じる経営者が多いのが現実です。
経営に常にリスクが伴っています。
- 市場の変化
- 価値観の変化
- 技術の進化
- 天候(災害)
- 人材(後継者)
など。
世の中どんどん変化しています。
私は経営は人間の体と同じだと思っています。
風を引いたから病院に行くのではなく、風邪をひく前に予防することが大事です。定期的に食事から運動、睡眠など健康管理をする。
虫歯になってから歯科医にいくのではなく、虫歯になる前に定期検診をするような考え方を経営取り入れるましょう。
経営が悪くなってから、勉強したり、コンサルタントを入れるのではなく、日ごろから保険のように経営を第3者の視点できてもらうことがいいと思います。
病気になってからの対処より、病気になる前の予防する。
人は死にます。企業は滅亡します。人間が死なないために予防をするように、経営者は滅亡しないように覚悟を決めて予防をしていきましょう。